潜在意識潜在意識と睡眠との密接な関係
人は目覚めている時は自分で意識している顕在意識が働き、自分では無意識の潜在意識とともに活動しています。
顕在意識は意識のうちの5~10%を占めており、残りは潜在意識なので、いかに多くの意識を潜在意識が占めているかがわかります。
しかし、潜在意識がほぼ100%を占める時間が、日常の中にあります。
それは睡眠中で、人は顕在意識のスイッチを切って眠りに落ちるため、眠っている間は潜在意識だけになるのです。
睡眠中は、その日の記憶を整理して、今までの経験と照らし合わせたり、脳を休ませたりしています。
ですが、寝ていても、寝言を言ったり、夢遊病のように歩いたりする人がいます。
この時は潜在意識が活動状態なので、話しかけると潜在意識で返事をします。
そのためわざと夫が寝言を言っている時に、質問をする妻がいますが、全て真実を話しているとは限りません。
潜在意識は本人が意識していない精神世界なので、真実もあれば空想もあり、願望や恐怖なども、すべてがない交ぜとなっているからです。
寝言を言っている夫に「浮気しているんでしょ。」と問いかけて、「○○ちゃん好き。」と言っても、本当に浮気しているかもしれませんが、映画で見たヒロインや空想の中の女性の名前かもしれませんので、この返事で夫に嫉妬から怒りをぶつけるのは間違いです。
反対に、睡眠中は潜在意識に訴えかけるのには、うってつけのタイミングと言えます。
あるおしどり夫婦で有名な芸能人の夫は、寝ている妻に「愛しているよ。」と何度も言うそうです。
これは大変有効な手段で、潜在意識に愛していることを訴えかけることにより、妻の心が満たされるだけでなく、ケンカしたとしても、「夫から愛してもらっている。」という潜在意識からすぐに仲直りできるからです。