潜在意識色彩効果を知ると潜在意識がわかる!
心理テストで、「赤いバラ・黄色いチューリップ・白いユリのどれを選びますか?」というものがよくあります。
回答を見ると「赤いバラを選んだ人は情熱的、黄色いチューリップを選んだ人は明朗、白いユリは清楚」と言ったもので、当たっているという人もいれば、全然当たっていないという人もいるでしょう。
しかし、顕在意識や潜在意識を探る上で色彩は、重要な意味を持ちます。
白は何物にも穢されていない色なので、清廉・清楚と言った清らかさを表します。
そのため、お寺や神社・教会など、宗教性のある場所や病院など清潔感が求められる場所では多用されています。
黒はすべての色を混ぜた色で何色にも染まらないため、独創性や重厚さを表します。
また、闇を連想させるため陰鬱な気持ちや、不安と安定を同時に与える作用もあります。
赤は太陽や血液の色であるため、温かさや情熱を感じることができます。
怪我をして血液が流れるのは、身体にとっては危険信号なので、注意を喚起する色でもあります。
青は自然界では空や海・氷など、冷たいものを連想させるため、冷静さや慎重さを表します。
青を好む人は、論理や社会的なステータスを重要視するため、理屈っぽかったり皮肉屋であったりすることもあります。
黄色は自然光やろうそくの明かりの色に近いため、希望や健康を象徴しています。
社交的で明るいイメージがあるので、初対面の人と仲良くしたい際には黄色の服やネクタイなど、目につくところに使うとよいでしょう。
緑は植物を連想させる色で、自然の生命力や安定感を見る者に与えます。
緑が好きな人は、穏やかでどっしりとした性格の人が多いです。
家族が集まるリビングに緑を取り入れると、和やかな雰囲気となります。
色彩の大元となるのは自然からのイメージであり、人間が何十万年も自然界で生きてきた中で潜在意識にしっかりと植えつけられているものです。
そのため、販売戦略には色彩学が良く使われており、潜在意識から商品イメージを訴える手法がとられています。