潜在意識潜在意識を知るためのテストとは?
潜在意識は、精神世界、つまり人の心の中にあります。
そのため、「これが潜在意識です。」と見せることもできず、人が意識していない無意識の領域なので、普通に話をしただけではうかがい知ることはできません。
そのため、潜在意識を探るためのテストがいろいろと行われており、有名かつ有効なテストがいくつかあります。
その一つに、ロールシャッハテストがあります。
紙の上にインクをたらし二つ折りにすると、左右対称の模様ができます。
被験者にその模様を見てもらい、どのように見えるかで潜在意識を探ります。
同じ模様でありながら、「蝶々が二匹連なって飛んでいる」「手を取り合って二人の女の人が踊っている」「コウモリが牙を見せてとびかかろうとしている」など、どのように見えるかは人それぞれです。
「蝶々~」と言った人は心が明るい状態で、「コウモリ~」と言った人には隠れた攻撃性が潜在意識に見て取れます。
また、バウムテストというものがあり、白い紙に木を書いてもらうテストです。
「紙一杯に大きく書くのは自分に自信があり、枝が枯れて尖っているのは攻撃的で、家庭的に恵まれていない。」などの潜在意識を読み取ることができます。
絵を描く方法なので、言葉がたどたどしい幼児などにも有効なテストで、幼稚園で子供が書いた絵から家庭内に問題があることがわかり、母親がカウンセリングを受けたという事例もあります。
もう一つ、箱庭療法というものがあります。
底が水色の箱に、砂や人形・おもちゃの自動車など自由においてもらい、砂を置いたとことは陸地になりますが、砂を置いていないところは池や海に見立てることができるのです。
ある女性は箱庭療法で中央にぽつんと島を作り、出港しようとしている船を1艘おきました。
これから、孤独感を抱えているが新たなことにチャレンジしたいと、潜在意識では考えていることが分かります。
もし、潜在意識を探るためにセラピストのカウンセリングを受ける際に使われることが多いのですが、先入観が少ない方がより正しい結果が出ますので、「こういったテストがあるんだな。」くらいの知識にとどめているほうが良いです。