潜在意識制服を着ると安心するのは、潜在意識の同属化が原因
潜在意識の作用の中には、同属化による自己保身があります。
言葉だけ見ると難しく思うかもしれませんが、簡単に言うとみんなと同じ行動や服装をすることで、自分の身の安全を図るものです。
その際たるものが制服で、制服を着ることにより学校や会社の一員として溶け込むことができます。
そのことで自分の身の安全や立場が確保されたような気持ちになり、「高校の制服を着ているから、世間が守ってくれる。」「大会社に務めているから、生活は安泰だ。」と、潜在意識的に思うのです。
学校の仲良しグループや会社の派閥に入る時にも、潜在意識の同属化が働いています。
「この友人グループに入っておけば、仲間はずれされることもなく、学校生活も安心して送れる。」「派閥に入っておけば、仕事がスムーズに進むし、嫌がらせされても対抗できる。」と言った打算が、無意識のうちにされているのです。
こういった同属化は自分でも意識していれば、グループ内でぎくしゃくした時でも、冷静に判断が出来るため、割り切った付き合いが出来るのですが、無意識であると辛いことになります。
グループの人たちと気が合わなくて抜けたいと思っていても、潜在意識ではメリットがあるから一緒にいたほうがいいと思っているため、なかなか抜け出せなくなってしまうのです。
このような時にグループの無関係の友人に相談して、同属化を見抜かれてズバリ指摘されると、潜在意識の認識が出来るため、問題解決に動き出すことがあります
一人で悩む人ほど潜在意識の分析ができないことが多いので、こういった人は洞察力の鋭い友人や、精神分析のプロであるセラピストに相談することで、問題の本質が見えて解決へと動き出すことが多いのです。