潜在意識潜在意識を上手にイメージするには?
【質問】
潜在意識を理解するうえで、潜在意識をイメージすることが大切であると、ある書籍で読みました。
無意識である潜在意識を認識するのだけでも難しいのに、全体のイメージをするのはさらに難しいです。
上手に潜在意識をイメージするには、どういったことを心がければよいのでしょうか?
(神戸市垂水区在住 女性 22歳)
【回答】
潜在意識とは、自分では意識できない心の働きなので、自分ではうかがい知ることは困難です。
そのため、潜在意識をイメージが出来る人は、瞑想がうまい人か、精神学に精通していて自分の心を把握している人か、高僧のように悟りを開いている人しかすることができることができません。
普通の人が心の中をイメージしても、顕在意識と呼ばれるごく浅い意識レベルの内容でしかありません。
ですので、トレーニング当初は雑念が多いととりとめのない思いが浮かび上がり、イメージすることが難しいです。
そういった場合、心理テストを使用してみるとよいでしょう。
しかし、「あなたの部屋に飾りたい家具はどれですか?」と言った選択肢を選ぶような心理テストですと、信頼度が落ちるうえ、ただ単に欲しい家具を選んだだけと言ったことが影響してきます。
有名な心理テストに、左右対称の無作為の絵を見て何に見えるか答えるロールシャッハテストや、箱庭に自由に風景を作る箱庭療法、木を書いて精神状態を探るバウムテストなどがあります。
ロールシャッハテストは診断にプロの経験が必要になりますし、箱庭療法は道具をそろえるのが大変です。
その点、バウムテストは白い紙と鉛筆があれば出来るので、手軽にすることができます。
しかし、2度3度していくと判断基準を知ってしまうため、正しい診断が下せなくなってきますので、初めに描いた絵をイメージして少しずつ変化していく様子を、毎日心の中に描いていくとイメージをしやすくなります。