α波静のα波と動のβ波
脳波と言うのは、α波の一種類だけではありません。
脳波は1種類の周波数が出ているわけではなく、たくさんの周波数が入り乱れて発信されています。
よく「リラックスしているから、α波が出ている」と言いますが、α波の一種類だけが出ているだけではありませんし、通常時に全くα波が出ていないわけでもありません。
脳波の種類は大きく分けて、「α波(あるふぁは)」「β波(べーたは)」「γ波(がんまは」「δ波(でるたは)」「Θ波(しーたは)」の5種類があります。
α波はリラックスの脳波と知られていますが、その他の脳波はあまり一般的には知られていません。
しかし、β波は日常生活では一番よくみられる脳波です、
β波は覚醒(起きている)時に出ている脳波で、注意や警戒・心配などをしている時に出ます。
普段、外の道を歩いている時でも「自動車が来ないか」「人が飛び出してこないか」と警戒していますし、家の中にいても「つまずかないか」とか「お茶をこぼさないように」など無意識に注意していますので、ずっとβ波が優勢に出ています。
β波は身体に対して緊張を強いる脳波でもあるため、一説には肩こりや腰痛・眼精疲労の原因でもあると言われています。
また、精神に対しても緊張を強いるため、精神衛生に対してもよくありません。
β波は生きていく上では必要ではあるのですが、過度にあるのも良くないと言うことが分かります。
つまり、静のα波に対して、動のβ波と言えます。
リラックスや瞑想をしたい際には、いかにβ波を減らしてα波を増やすかがカギとなっており、様々な方法が考案されています。
人によって効果がある方法は様々ですので、自分が一番リラックスできる方法を見つけるのが先決ですね。