心理カウンセリング心理カウンセリングと相談の違い
心理カウンセリングに相談に来られる方の中には、姑と折り合いが悪く、金銭的にも悩んでいる奥様の話をよく聞きます。
しかし、同じような環境であっても、別居離婚するまで悩んでしまう人もいれば、あまり気にせずに生活している人もいます。
こういった場合によくある心理テストが、「コップに水が半分入っていますが、あなたはどう思いますか?」と言うものです。
「まだ、半分入っている。」と考える楽天家もいれば、「もう半分しか入っていない。」と考える不安症の人もいるでしょう。
つまり、同じ状況であっても、それに対する考え方や悩みの大きさは人それぞれとなるため、画一的なアドバイスでは悩みの解決とならない場合があります。
反対に相談者本人にとっては、人生を左右するほどの悩みであるにもかかわらず、「みんな悩んでいることだから」と軽視されて、相談する前よりも悩みが深くなってしまうこともあります。
では、心理カウンセリングでは、どのような過程を経てアドバイスに至るかと言うと、簡単に言うと相談者の話を聞いて、立場を理解することで、より相談者に寄り添ったアドバイスをすることが出来るのです。
「会社でパワハラに合って、夜寝られなくてうつ病になりそう。」と言う悩みがあったとします。
人生相談電話ならば、「そんな会社辞めてしまえばいい。」
弁護士ならば、「パワハラの証拠を揃えて、裁判しましょう。」
医者ならば、「睡眠薬と抗うつ剤を処方します。」
と、三人三様の返事が返ってくると思います。
どれも、その職業の立場からしたらベストなアドバイスですが、本当に相談者にとってベストとは限りません。
しかし、心理カウンセリングでは、相談者の方に一番良い解決方法を模索していくため、悩みが根本から解決してゆくのです。