ヒプノセラピーヒプノセラピーと潜在意識
ヒプノセラピーを理解しようとした場合、ヒプノセラピーと潜在意識は密接な関係があるため、まず先に潜在意識について知っておかなければいけません。
普段、人が起きて活動している時は、意識のうち10%しか自覚しておらず、残りの90%は無意識のうちに行動や考え方に影響を与えています。
この、自分では自覚できない90%の無意識を、「潜在意識」と言います。
例えば、階段を上がる際に「右足を上げて一段目に置いて、次は左足を上げて一段上の2段目に置いて…。」と、いちいち意識することなく、自然と体が動いているはずです。
他にも、ダイエットしているから甘いものは禁止と思っていても、誘惑に負けてつい食べてしまうのは、潜在意識の中に「我慢しないで食べればいい。」と思っているからです。
つまり、潜在意識は自然と体を動かすだけでなく、自覚している意識を上回って影響を与えることもあるため、非常に強い精神作用があることが分かります。
逆に潜在意識を変えることができれば、困難なことでもやり遂げることができたり、通常ならば恐怖心を覚えるようなことでも、克服したりすることができるのです。
ですが、潜在意識を自覚したり変えたりすることは簡単にすることができず、通常は特別な訓練法をすることで、徐々に潜在意識へ働きかけることができます。
しかし、ヒプノセラピーによる催眠状態になると、潜在意識にアプローチしやすくなるため、潜在意識を自覚したり考えを変えたりすることができるのです。
そのため、潜在意識に問題がある場合は、ヒプノセラピーを行うことで、改善されることがあります。
また、精神的なストレスからの体調不良も、ヒプノセラピーにより潜在意識からストレスが解消され、緩和していくこともあります。