ヒプノセラピー「催眠療法で思い出した記憶は本物ですか?」 東京
「催眠療法で思い出した記憶は本物ですか」
東京都新宿区在住 Y・Yさん 39歳女性
【質問】
催眠療法を行うと、小さかった時の記憶や、時として前世の記憶が思い出されると言われますが、本物の記憶なのでしょうか?
単なる妄想や、記憶違いと言ったことはないのでしょうか?
【回答】
ライトクルー東京スタッフがお答えします。
人の記憶と言うのはあいまいなときもあり、自分の幼少期の記憶が親と違っていたり、写真やビデオなど真実しかうつさない物を見て、自分の記憶が違っていることに気づくことがあります。
これは、他の記憶と混同したり、テレビや映画などのインパクトのある映像を自分の体験と勘違いして記憶したり、また羨望から「自分もそうである。」と思い込んでしまったことが原因です。
例を挙げてみると、アメリカのある女の子が父親から虐待を受けたと言って、父親が逮捕されたことがありました。
アメリカは児童虐待に関して厳しい処罰を科しているので、徹底して調査されたのですが父親が虐待していたという事実はありませんでした。
実は、その女の子は虐待された女の子のニュースを見て、自分のことだと錯覚してしまったのです。
また、学芸会で脇役しかしたことがなかった女性は、あこがれから主役をやっていたと言い張り、本人には嘘をついていると言う自覚がなかったと言うこともあります。
しかし、催眠療法をする上で、記憶が本物かどうかと言うことは重要ではありません。
それ以上に、重要なのはなぜその記憶が、催眠療法中に出てきたかと言うことです。
記憶と言うのは勝手に出てくるものではありません。
催眠療法はストレスの原因を探ったり、問題の解決法を探したりするために行っているので、それらの記憶はストレスの原因や解決法の糸口となるものになるのです。
ですので、記憶が本物かどうかと思い悩むよりも、自分の心から湧き出たメッセージとして、大切に受け止めてください。
ライトクルーは東京サロンでもヒプノセラピーを行っておりますので、幼少期からの悩みに関して、ぜひご相談下さい。