前世療法人はなぜ前世を覚えていないのか?
前世の記憶を自覚している人はごくごく少数で、多くの人は前世を覚えていません。
覚えていないと言うよりも、思い出せないと言った方が適切かもしれません。
では、人はなぜ前世を覚えていないのでしょうか?
人は亡くなりこの世を去ると、魂はこの次元よりも高い次元に移動する考えられています。
よく「亡くなった人は天国に行く。」「亡くなっても空から見守っている。」と言う表現がされるのも、本能的に魂が高次元に移動するのを感じているからかもしれません。
しかし、転生してまたこの次元に下りてくるときには、今までの記憶が封印されてしまいます。
前世での記憶があればその時の経験を活かし、今の人生をよりよくすることもできるはずですのに、それをすることが出来ません。
そもそも、我々がいる次元よりも高次元の方がずっと環境が良く、魂も居心地がよいはずですのに、わざわざ悩みが多く有限の生しかない現世に生まれてくるのは不思議ではないでしょうか?
人がこの世に生まれてくるのは、何かしらの目的を抱えて、「魂の修行」に来ているからに他なりません。
なぜならば、人の魂に宿る神性は人間界で研鑽して昇華するしかないからです。
つまり、身の回りで起きる悩みや利己的な考えなどを、自分の心の力で正しい方向に解決することによって、より高い次元に住まうだけの神性を宿すことが出来るのです。
しかし、それは簡単なことではないため、人は何度も前世の記憶を封印して転生をしているのです。
「前世の記憶がない」と言うのは、この魂の修行の妨げになるからではないかと考えられます。
反対に、前世の記憶がはっきりとある人は、現世で前世とつながる何かを成し遂げなければならないためなのかもしれません。