レイキレイキと気
「レイキ」に似た言葉に、「気」というものがあります。
もしかすると、「レイキ」よりも「気」という言葉の方が聞き覚えがあるかもしれません。
中国を発祥とする東洋医学では、「気」を重んじており、陰気陽気という言葉もこの考えから来ています。
丸い円の中に白と黒の勾玉が互い違いに書かれているのを、中国映画などで見たことはないでしょうか?
あれは太極図と言われるもので、白が陽気で黒が陰気を表していて、陰と陽がバランスよくなければいけないことを端的に表しています。
また、日本の家相に当たるものも、中国では大地の地脈に流れている気を読むことをメインに据えていますし、中国拳法なども気功という形で体内の気の巡らし方を説いています。
日本でも、中国からの東洋医学や気功と日本独特の思想とミックスして、独自の考えや気功法も発展していきました。
その洗練されたものの一つに合気道があり、達人ともなると手を添えただけで相手を吹き飛ばすことができます。
これは自分と相手の気をコントロールすることにより、相手の体を意のままに動かせてしまうからです。
こうしてみると、「レイキ」も「気」も万物を流れる流動的なエネルギーと言えるのですが、
良いエネルギーでも悪いエネルギーでも「気」とひとくくりにしてしまうのに比べて、「レイキ」は癒しの高次元のエネルギーを指すので、気の中の一種としてレイキがあるとも言えます。
そのため、レイキヒーリングを行っている人の中には、レイキヒーリングとは言わず「気功法」や「手かざし療法」と言っている人もいます。
中には一見するとレイキヒーリングであるが、実は違うというものもあります。
レイキヒーリングではヒーラーが高次元にあるレイキを受け取って流すホースのような役割なのですが、気功法では気を体内で練り上げて大きくして放出するいわゆる乾電池のような方法の人もいます。
このような気功法の場合、自分の気を使っているためヒーラーに負担がかかります。
一方、レイキヒーリングは負担が極めて少ないか、レイキを流す際に自分も癒されるため、ヒーラー自身も癒されることもあります。